全て、資金調達のお話しですが、融資と出資と助成金の違いというのは、ご存知ですか?

○融資とは、「借入」のことです。借金ですね。
通常は利息を付けて一定期間内(5年前後が多い)に返還します。

○出資とは、原則として返還義務はありません。
すなわち資本金等のことです。儲けが出れば、そのうちの数%を利益配当し、倒産すれば返ってきません。リスクは出資者が負うものです。

資本金300万円の会社を作り、その会社が倒産した場合、当然その300万円は返ってきません。

さて、これらとは別に、配当する必要も返す必要もなく、数十万円~数百万単位のお金を調達する方法があります。

それが「助成金」というものです。助成金とは、国からもらえ、更に返す必要もないお金です。

「融資」は事業に成功したとしても、所詮は借金ですので、必ず返さなければなりません。
国民生活金融公庫(現政策金融公庫)ですと2%程度で事業資金を借りることができますが、それでも利息は付きます。

助成金は利息もつきませんし、返済する必要もありません。そして、融資と違って要件さえクリアすれば、ほぼ確実に助成金がおります。
まぁ、担当者にもよってネチネネチもありますが(笑。

というわけで、助成金という制度はいかに有利かわかりましたよね?