最近、新規の起業相談を多く頂きます。
3月末で仕事を辞められた方が多いですね。
ところで、起業相談を受ける場合、2つの内容にわかれます。
1、今の仕事の延長上で起業
2、まったく経験のない業界で起業
2番の場合、例えばバブル前後の頃、会社を辞めて喫茶店営業というのがはやりました。
でも、統計上、今残っているお店は「1割程度」とのことです。
つまり、ほとんどのお店は(事情はいろいろでしょうが)、閉店してしまっているわけです。
それでは、ひとつ質問です。
○飲食店の家賃は、何日分の営業で回収する必要があるでしょう?
もっと簡単に言うと、家賃30万円として、何日分の売上で回収できないと、家賃額として危険な状態でしょうか?
・・・考え中、考え中・・・
業種・業態にもよりますが(10時間か24時間営業なのかなど)
答えは・・・5日間以内です
(3日という方もいます。1週間でギリでしょう)。
つまり、逆に言うと家賃30万円でしたら、1日6万円の売り上げがないと危険水域ということです。
月、25日間営業で、5日間というと家賃率 2割ですね。
ここまでが、家賃の値段の限界ラインということになります。
何の業界でもこういった「指標」がありますよね。
「平均値」といってもいいのかな。
こういった「営業指標」が、業界経験者でしたら、当たり前にわかります。
でも、その業界を知らない場合、まったくわかりません。
だから相談にのった時、怖いなぁって思うんですよね。
勿論、未経験でも必ず失敗するというものでもありませんが、成功への確率は、少しでもあげる必要があります。
何の業界で勝負をかけるのか?
あせらずでいいので考えましょう。