自社の強みを「特化」するというのは、「ブランド化=専門化」するということです。

もう一つ分かり易くラーメン屋さんでお話してみましょうか。
いわゆるラーメンからチャーハン、野菜炒めもメニューにある中華屋さんと、塩や味噌のみに特化したラーメンのみの専門店では、どちらに人は集まるでしょうか?

何か色々食べたいときは「中華屋」さんで、ラーメンを食べたいときは「専門店」という住み分けが出来てくると思います。ただし、これは事実として、中華屋さんに行列は出来ません。お昼時に混むという意味ではないですよ。いわゆる1時間待ちというような行列のことです。

これは何故か?と考えてみましょう。

これこそが「ブランド化」ということですね。とくに、もっとブランド化が強いのは、「究極の塩ラーメン専門店!」や「信州の味噌ラーメン専門店」などです。より「特化」しているのがわかりますよね。

勿論、中華屋さんが悪いとか言っているわけではないですよ。それはそれで住み分けがあります。ただし、その世界で絶対的なNO.1には成り得ません。

ここでしか食べられない「売り」がないからです。その業界の小さい世界で「オンリーワン」を目指すのならば、戦略的にその業界内での「ブランド化=専門化」に特化するべきです。