先日、ヤフーとグーグルの提携が発表されましたね。
ヤフー検索が完全にグーグルになるわけではなく、グーグルを元にして、ヤフー独自の基準を加えるという流れのようです(詳細はまだ不明ですが)。
それにしても、恐ろしいと思ったのが「依存型ビジネスの限界」でした。
だって、ヤフーとグーグルをあわせると、検索エンジンのシェアは9割にも及ぶらしいです(この辺りが独占禁止にならないかなど、今後いろいろと波紋は呼ぶのでしょうが)。
そうなると、ユーザーとしては嫌も応もなく、グーグルを元にした検索エンジンを使うしかないわけです。
インターネットの世界は、ある日突然180度世界が変わるということがありえるわけで、これは非常に怖いことですね。
消費者に選択の余地がないわけですから・・・。
実世界でも「依存」から大きなダメージを負います。
リーマンショック以来の不況の中でも、主要な取引先から取引を切られて(又は主要取引先自体が傾いて)、苦境に至った会社が多くありました(私の顧問先でも何社か・・涙)。
取引が、ある主要なお客様に偏ってしまうのは仕方がないのですが、ある時急に世界が変わる(取引先に不測の事態がおこる)ことがありえるわけです。
明日、依存しているお客様に不測の事態がおこった場合どうするか?
そのためのリスク管理について、他の取引先との付き合いや、特に、「仕事の入ってくるルートを複数確保しておく」など、いろいろと考えさせられました。
売り上げの8割は主要取引先からあがるのですが、複数の仕事を獲得するルートを作ることが大事でしょうね。
依存から離れられる体制も、少しづつ作っていくということで。