事業計画書を作る意味
政策金融公庫だろうがなんだろうが、融資に関して、まずは事業計画書(創業計画書)からスタートします。
では、現実的に融資担当者はどこまで見ているのでしょうか?
勿論、担当者によりけりなので、一概には言えませんが、「あまり見ていません(笑)」
政策公庫には、「どんな業種であれば売上いくらくらいが平均で仕入れ、人件費等はいくらくらい」という膨大な資料がありますので、「今後の売上計画」を、いくらふかして書いたところで、「はいはい」な訳です(またまた笑)
また、融資担当者とは面談をしますので、ある程度「口頭」でも説明はできるのですね。
しかし・・・です。重要なのは融資担当者の上司です。
この方達は、書面上判断せざるを得ない。
事業計画書等である程度判断せざるを得ないわけです。
融資担当者は面談をするわけですから、人柄なども何となくわかります。
でも・・・、上司には人柄などはわかりません。
繰り返しますが、事業計画書等の書面で判断せざるを得ないわけです。
だから、逆説的ではありますが、見えない上司に向かってもわかりやすい形で書くことが大事。
「あれだけ面接の時に力説したので、融資してくれるだろ!」では駄目なわけです。
上司には伝わりませんもん。
そう考えると、それほど難しいものではないですね。
そう「稟議書」みたいなものだと思えばOKです。
又は提案書のような感覚。
稟議書には相手の会社の担当者、上司、社長が見ても大丈夫な内容を折り込みますよね?
事業計画書なんて、一生に1度か2度しか書かないので、凄く難しく感じます。
まずはA4用紙一枚に事業の概要を落としこんでみて下さい。
稟議書を書くのと、同じような感覚で大丈夫ということです。