1、事業計画には載ってこないけど。
既に起業された方、今年起業される方と様々だと思います。
1年の計は元旦にありですが、今年起業を考えている方は、
いつの時期を目安に起業されるのでしょうか?

そういえば、起業相談の際、なんだかんだと事業計画書を見てきています。
実は、事業計画を作る時に忘れてしまう、大きな費用があるのです。
それは・・・、
自らの生活費です。
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2、本当に暮らせますか。
そんなはずないだろう?と思われるかもしれません。
しかし、今、勤め人で800万円の年収を貰っているのに、事業計画書には役員報酬500万円とか書いてあるわけです。

勤め人時代の家賃(又は住宅ローン)や様々なローン等を考えて、本当に800万円を500万円にして暮らせるのですか?ということですね。

というか、もっと厳しいことを言うと、500万円ですら本当にキチンと取れるかどうかわかりません。
役員報酬を半年取っていない会社なんてザラですから。

3、一般的に自己資金は。
また、「自己資金はいくらありますか?」とお伺いすると
一般的に多いのは「300万円~500万円」くらいです。
一方、生活費はいくらかかるでしょうか?
その人の生活レベルにもよりますが、首都圏ですと、とりあえずは独身で月25万円。

子供さんがいらっしゃると、月40万円前後はかかると思います。
25万円×12か月=300万円 40万円×12か月=480万円。
要するに、300万年~500万円の自己資金と言うのは、
1年分の生活費で消えるレベルのお金なのですね。

4、起業時期の目安。
しかし、逆に言えば1年暮らせるだけの自己資金が手元にあり、
別途、起業に必要なお金を借り入れできることは、かなり望ましいわけです。

起業して最初からうまくなど行かないことが多くあります。
しかし、少しずつ浮上していく時に、1年分程度の生活費は手元にないと、浮上する前に沈んでしまうのです。

だから、良くお話します。
自己資金の目安は(業種により異なるので一つの目安ではあります)、「収入がゼロであっても、1年間、耐えることができるお金」
まずは、そのお金をためることを目安にして、
そのお金がたまってから、起業と考えるのもいいかも知れません。

勿論、奥様が正社員かどうかなど、人それぞれではありますが、
目標金額は設定しておきたいところです。