1、実は有名人ですか?
今回は、今から起業をお考えの方が対象になりますが、
考え方という視点でお話します。

「もうすぐ起業します!つきましては、個人事業と会社形態とどちらがいいですか?」
面談時に、このような内容の質問を受けることが多いです。
その時に、「こう仕事があって、これだけ売上があって、ああなってこうなって、いんぐりもんぐり!!」と、お話されるわけですが、私は笑いながら、冗談でこう聞いたことが2回くらいあります。

「その業界(起業する業界)で有名人なのですか?」 と。
そうすると、たいがい「いえ、そういうわけでは・・・。」というお返事がかえってきます。

これは、けっして馬鹿にして聞いているのではなく、
その業界の「有名人というか顔役的」な方でないならば、
「本当に起業した当初から、そこまで仕事が入ってくるのか?」
という疑問があるからなのです。

2、業種・業態・サービスにもよるけれど
起業した後、最初から、今勤めている会社や取引先との継続契約などが決まっている場合などは問題ないのですが、「まったくお客様がいない状態で独立して、新たに一から新規顧客開拓」
をするのは、かなり至難の業です。

それはそうですよね。
勿論、業種・業態・サービス内容などにより、かなり違いがでます。

例えば、建築業だったら、起業当初など、前の会社やお客様等からの下請け仕事がないと、まず経営は難しいでしょうが、飲食店などは元々新規である一般のお客様のご来店がメインのため、別段継続取引は必要ありません。
食材の仕入れルートなどは、継続取引になるかもしれませんが。

3、業種によりわけてみると
結局のところ、飲食店や小売店のように立地や取扱商品(ラーメン屋さんなど)で、新規にお客様が来店する業種は、法人だろうが、個人だろうがあまり関係ありません。

「法人が営業しているラーメン屋さんだから旨そうだ」と、食べにいく人はいませんよね。

もっとも、チェーン店の場合、
「そこそこ美味しくて安い」というような信用もありますが。
ただ、取引先やお客様を、今後新規開拓しなければならない業種(一般的に、ほとんどの業種は当てはまります。

例えば、先ほどの建築業でも新規顧客開拓の場合などはこちらに入ります)は、個人と法人の「信用の違い」は大きくなります。

4、結局のところ
はっきり言いますと、一般的に新規の取引先などを獲得していかなければいけない業種(ほとんどの業種)は、信用度の違いで個人事業より法人化するべきです。

税金上では、売上800万円から1,000万円(ただし経費等によりまったく違うので、あくまでも参考金額)くらいが、税金上は個人から法人にしたほうが良いと言われますが、それは別問題として、「お客様や取引先の信用度を高める」という意味で、個人事業では著しく信用が落ちます。

ですから、冒頭で「有名人ですか?」というお話になったのです。
その業界で有名人などであるならば、その人の名前で仕事が取れるので問題はありません。

でも、一般的に今から起業する人で「名前で仕事が取れる方」など、ほんの一握りだと思います。
ですから、私は「法人化推奨派」です。

理由は「お客様の信用度を考えると、法人化するべきである」からです。
もし今からの起業の場合、業種、サービス内容によって考えてみて下さいね。

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