1、融資申し込みの際に通帳をもっていく。
融資の申し込みの際にもっていくもので、大事なものの一つに「通帳」があります。
持参する通帳の期間で言うと、6か月から12か月分です(担当者にもよりますが、12か月分、つまり1年分と言われることが多いようです)。

2、なぜゆえに通帳?
さて、12か月分の通帳をもって行くと簡単に書きますが、あまり気分の良いものではないですよね?
何せ、自分の「お金のやりくり」が全てわかってしまうわけですから。

しかし、実は通帳をもって行く大きな理由は、今お話した「お金のやりくり」がわかるからなのです。

3、では、通帳のどこを見られるの?
例えば、毎月の家賃がキチンと同日付(家賃の支払いは、月末など一定期日が通常のため)で引き落としされているか?(購入している場合、固定資産税の支払い明細を求められます)。

毎月の光熱費は一定で引き落としされているか?(又は領収書を求められます)。
ローンの残高の引き落としはないか?(例えば、車をもっていれば、その分生活費に計上する必要があります)。
等々、一定のサイクルでの引き落としがキチンとされているかを見られます。

要はそれによって、何がわかるかというとお金にたいするまじめさです。

一定の時期にキチンと引き落としや支払いをしているということは、「お金を貸しても一定の期日にはキチンと返してくれる人だな」とみられやすいということですね。

4、そんなこと言っても。
ここまで書くと「そんな評価されなくても借りたものは返す!」と思いますよね。

おっしゃるとおり。ただ、相手(公庫等)にとっては、一見さんなわけです。

政策金融公庫のローン返済は60回、つまり5年等の長期になるのです。
一見のお客様から長期の取引を申し込まれると警戒しますよね?
又は、警戒という言葉が適切でなければ、その間、すべてキチンと支払い等があるのかと考えますよね?

今まで取引があれば、その状況に応じて調整できます。信用がありますから。
ただ、特に起業時というのは、今までの実績(起業内容において)がないわけですから、通帳等で判断せざるを得ないということです。

それでは、一番強いのは?はい。通常の通帳とは別に定期預金等があることです。
コツコツと、お金をためて準備をしていました→まじめに返す方と見られます。

ということは、起業の準備は今からでも始まっているということですね。

又は、現在起業をされている方の場合、定期預金を積むのが信用に繋がるということです。
是非、準備万端整えて、ロケットダッシュをしていきましょう。