人を雇う時にかかる労働保険には、雇用保険と労災保険の2種類があります。創業し従業員を雇用した場合、基本的に雇用保険と労災保険に加入する義務があります。

この負担はありますが、現実問題として、労災に入っていないと、何か大きな事故があって数百万の支払になってしまうとその時点で会社が倒産にもなりかねませんので、必要経費として考えておくべきです。

雇用保険と労災保険はワンセットになります。
◎雇用保険の負担率(平成26年度)
事業内容により違いますが、通常は13.5/1.000になります。

このうち、事業主の負担分が8.5/1.000です。

労災保険も業種によりまったく違いますが、通常の事業ならば 3/1.000になります。
従業員が20.0万円の給料としますと、事業主の負担分は雇用保険が1,700円 労災保険が600円です。
月々 2,300円
の負担です。

これを、来年度の概算保険料という形で、1年分を納める形になります(2年後以降は、確定保険料と概算保険料という形での2年分の申請)

会社を経営していくときは様々な経費がかかります。労働保険もその一つです。

給料だけではなく、この経費も必要という考えのもとに、給料設定をすることが必要になります。